こんにちは!!うえさか貿易の幸田です。今回はJEC(MFJ全日本エンデューロ選手権)第1戦 SUGO 2DAYSのレポートをお届けします👍私自身、初観戦のJECだったので、レースの見どころも含めてお伝えできればと思います🖊JECって?Japan Enduro Championshipの略称で、MFJが公認するオンタイム形式のオフロードバイクレースです。オンタイム形式??馴染みがないと聞き慣れない言葉ですが・・・簡単にルールをおさらい。・オンタイム(=時間通り)に周回をしつつ、テスト区間と呼ばれるタイム計測区間の合計タイムを競うレースです。・タイムチェック(時刻をチェックする場所)でのスタート時間が各ライダー毎に決められていて、その時間を守りながらコースを周回(早くても遅くてもNG。時間を守りながら走ることを"オンタイム"と言います)します。・更に、タイム計測を行う"テスト区間"とテスト区間を繋ぐ"ルート区間"が設けられていて、テスト区間の走行タイム合計が短い順に順位が決まります。・タイムチェックのスタート時間が守れなかったライダーには、ペナルティとしてテスト区間でのタイムが加算されます。タイムチェックの時間をこのようにメモし、確認をしながらコースを周回します。今回のSUGO大会では、1周1時間超えの周回コース中に3つのテスト区間が設けられました。これを、朝からお昼すぎまで、休みなく周回するため、ライダースキルだけでなく、走破力も求めらるレースです・・・!スポーツランドSUGOの敷地を贅沢に使ったコース。テスト区間だけでテクニックが求められるのではなく、ルート区間では林道や沢を抜けるルートが組み込まれ、随所でテクニックが求められるコースとなりました。2024のTM Moto Japan Enduroチームは・・・SUGOレポートの前に...今年のTM Moto Japan Enduroチームの紹介です!2024年はJEC IBライダーの草木 幸多郎選手を迎え、JECにフル参戦します!#106 草木 幸多郎 / TM Moto EN 250 ES Fi 4T【草木 幸多郎 ライダープロフィール】2015│レース活動開始2018│JEC東日本NA昇格2019│JEC東日本IB昇格2021│全日本JECランキング13位2022│ISDEフランス大会出場2023│全日本JECランキング11位【コメント】2024シーズンはマシンをTM MotoのEN 250 ES Fi 4Tへとシフトし、またチーム体制も新たに全日本JECにフル参戦します。自身の国内外レースで培った経験とチャレンジ精神を武器に2024シーズンをTM motoと共に戦っていきます。そして、全日本スーパーモトでも奮闘している当社代表 梅田 祥太朗(#431)もスポット参戦です💪前日のコースウォーク。今年のSUGOはいつもと違う!?土曜日、日曜日の2日間でレースが開催されるため、その前日の金曜日からコースの下見と設営を行います。SUGOのモトクロスコースを逆回りする形で特設された、エンデューロテスト区間。このJECのアーチからライダーが4名1組になってスタートします。今回、梅田選手は初めてのJEC参戦。タイム計測ラインについて草木選手から教わります。このエンデューロテスト区間は、モトクロスコースを逆回りにしてつくられているので、スピードを落とさず走るにはテクニックが求められそう。どこのラインが良いか確認中。写真では伝わりずらいですが、歩くのが大変なくらい斜度があるんです👀3箇所のテスト区間(タイムアタックを行う区間)を繋ぐルート区間は全て見ることはできないため、テスト区間からテスト区間まで車で移動し各セクションを下見します。エクストリームテスト区間に到着。SUGOのトライアル練習場を利用したコースレイアウト。遠目でみてもハードそう・・・人工物を超えるのが早いか、迂回するのが早いのか。ライダーの技量によってラインを見極めます。エクストリームテストはラインの選択ミスがタイムロスに繋がるので、入念にラインを確認します。上のラインで行くか、下のラインで行くか・・・ライダーによっても意見が分かれていました。最後にクロステスト区間。アスファルトから始まり・・・砂利、草、土と刻々と変化する路面が印象的👀どんな路面状況でもプッシュできるライダースキルが求められます。下見だけで約10,000歩!他のレースでは味わえないコースの広さですね😯1日目スタート!本大会では、全6台のTMマシンが出走しました!パドックに並ぶTMブルー。カッコいい✨IAクラスから順にスタートです🏁TM MotoからはIBクラス #106 草木選手、#135 菊池選手NAクラスから #311 小島選手。TM Motoの販売店でもあります!NBクラスからは #455 開澤選手、#463 青本選手、#431 梅田選手1周目はテスト区間でのタイム計測なし。2周目からタイム計測が行われます⏱出発前から、浮かない表情だった当社の代表は・・・体調不良のため、一周目(タイム計測なし)でリタイアしました😭間近でライダーが見れる、エクストリームテスト区間さて、気を取り直して・・・・観戦ポイントとしてまず向かったのはエクストリーム区間。ライダーが間近に見れて大迫力です!!ライダーによって走るラインが異なり、タイム計測区間を如何に早く抜けるかライダーごとに選ぶラインや走り方が異なるので、見ていて面白かったです👀そして、人工物の多いセクションをスイスイ走っていくライダーの皆さん、すごい・・・・・・!束の間の休憩は、、、パドックに戻ってきてから、次のタイムチェック通過に向けた出発までの数分がライダーにとって束の間の休憩時間。オンタイムエンデューロでは、ライダー以外が車両を触ってはいけない(ピットクルーによる一部サポートを除く)ため、数分の中でライダー自身がバイクを確認。休む時間はほとんどありません💦最後の最後まで、自分との戦い🔥1日目は、IA、IBが5周。NA、NBが4周。本部を出て、中間タイムチェックまで39分、次に本部タイムチェックを追加するまで29分と、1周1時間以上かかるので、朝からお昼すぎまで走り続けています。そして、何時間も走った後に待っているのが、最後のタイムチェックまでに設けられた15分間の整備時間。パドックからタイムチェックまでの移動時間を考えると、12、3分で、2日目に向けた整備をライダー自身で完了させなければいけません😭ライダーによりますが、この短い時間でタイヤ交換、エアフィルタ交換、給油、清掃等を行います。ここまでオンタイムで走っていても、整備で時間がかかって最後のチェックポイントに遅れてしまうと勿論ペナルティ💦ヘトヘトで戻ってきて、タイヤ交換をする草木選手。走るだけではなく、整備力も求められる競技。本当にすごい・・・。草木選手、無事1日目のチェックポイントをオンタイムで通過しました🎉主催と参加者の密なコミュニケーションが印象的1日目が終わったーと思い、歩いていたら何やら人だかり。クラス毎に運営とライダーが集まって、フィードバックをしているのだそう。後から「JECは参加者の声を大事にしている」と聞き、この光景に納得しました。実際に、次回開催時のコース難易度の調整や天候によるコース変更などは、この時間で集めた声を参考に決められているそうです!1日目、お疲れさまでした!!1日目 TM Moto Enduroチームの結果は草木選手 10位、梅田選手はリタイア。お疲れさまでした!体調不良で片付け後も動けず下げたテントの中にいる代表🤮2日目🏁パルクフェルメから1日がスタート整備時間が決まっているオンタイムエンデューロでは、1日目の終わりにパルクフェルメと呼ばれるバイク保管場所にバイクを置き、ライダーは2日目の朝に初めて自分のバイクに触ることができます。パルクフェルメからスタートまでの10分間、ワークタイム(整備可能な時間)がありそこでライダーはマシンの最終確認と最終整備。エンジンはスタートラインを超えるまでは始動することができません🙅♀代表も復活!28.4度予報の炎天下🔥2日目は30度近く気温が上がる予報。今日は1日目から1周プラスのIA、IBが6周、NA、NBが5周。過酷な1日になりそうです🔥順調に周回する草木選手。パドックに戻った数分で、サスのセッティングを見直します。当日のバイクや自身のコンディションに合わせた調整を数分で行う技量も必要です💪水分補給はしっかりと・・・余裕のある草木選手の一方で1周でヘトヘトな代表。疲れない走りと技術が求められますね💦ラインミスが命取りにエクストリームテストでは、初心者であればあるほどラインミスが命取りに。代表は岩に挟まれスタック。草木選手は勿論、順調に👍無事オンタイムで草木選手ゴール!代表は途中でリタイアしましたが、草木選手は無事オンタイムでゴール。↑タイムチェックではこのように通過時間を記載してもらいます。通過時間に早着や遅着があれば、その次のタイムチェックはその分前後します。時間を考えながら走らなければいけないのも大変💦最後もパルクフェルメにバイクが戻ってきます。心無しか台数が減ったような・・・ゴール後は、村田町の方が出迎えてくださってました!!選手会長の釘村選手。走り終わった後もこの笑顔😲走っているときは辛そうな表情を見せていた選手達も、無事完走後は笑顔で振り返り😀私もいつか・・・・・・第一戦を終えて、草木選手からコメントいただきました!いつもは雨天での開催が多い菅生大会ですが、今年は晴天に恵まれ最高のレース日和となりました。ルートは沢下り、沢登りと体力を削られるレイアウトで、走破力が試される設定となり、ルート直後のXT(エクストリームテスト)では手足が攣りだす程。 ET(エンデューロテスト),CT(クロステスト)とまずまずのタイムを出す事は出来ましたが、day1day2両日共に10位となり悔しくも目標としていたシングルフィニッシュとはなりませんでした。今大会での苦手要素を成長の糧とし、次戦広島大会に向け強い気持ちを持って練習に取り組んでまいります。サポート及び応援してくださった方々に感謝申し上げます。次回は6/9 広島県にあるテージャスランチで1day開催です!ぜひ、TM Moto Japan Enduroの応援お願いします🏁JECに関する情報はこちら↓https://jecpromotion.com/